第12回 全国ビルクリーニング技能競技会

競技仕様

1.競技種目

競技種目は、「弾性床材の表面洗浄床維持剤塗布仕上げ作業」とする。

2.作業面積

作業面積は、16m²(4.0m×4.0m)とし、幅木により区画されたものとする。

3.作業時間

作業時間は、20分以内とする。ただし、作業は同作業時間を過ぎても全て完成させる。

4.作業項目

作業はコート内において、作業準備・除塵・洗浄・汚水取り、仕上げ拭き・乾燥・床維持剤の塗布・後始末について計時および判定を行う。
審査基準は別途定める。

5.競技コート仕様【参考標準会場図】

競技にあたっての作業仕様は、次に示すところによる。

(1) 競技コートの床は、塩化ビニル系の床材とする。

(2) 競技コートの構成は、おおむね参考標準会場図のとおりとする。
競技コートはA・Bコートの2面で行う。
審査員席に向かってAコート左、Bコート右とする。

(3) 床のゴミは、「おがくず」とし、一面について50mℓ程度を撒いたものとする。

(4) 競技コートにある幅木は、壁面と想定して作業を行うものとする。

(5) 送風機とコードリールは、固定してあるものとする。

(6) 競技コートには事務机1台といす(ひじ掛けのないもの)1脚を置くものとする。

(7) 競技コートにある机は、移動しないものとする。なお、いすは作業終了後、置いたままとする。

(8) 保管庫には作業カート、吸水バキューム、ポリッシャーが置いてあるものとする。

6.競技コートの設定および準備

競技コートの設定および準備はすべて会場コート係員が行うので、選手はスタート前に触れることはできない。

7.審査

(1) 審査は「審査基準に関する取り扱い」により行う。

(2) 審査員は各地区主席検定員9名とし、競技開催地区の主席検定員が審査委員長となる。

(3) 審査員席は設けてあるが移動して審査をすることもある。

8.採点

(1) 演技得点と作業時間得点とする。

(2) 各競技終了後、競技者の作業時間と作業時間得点を公表する。

9.仕様資機材【資機材表】

作業に使用する資機材には、次の制限を付す。

(1) 支給された資機材以外のものは、一切使用しない。

(2) 競技開始後は、故障又は破損した場合以外、原則として資機材の再支給はしない。
ただし、競技中に資機材の異常に気がつき、その場で審査員の申し出て、審査員から認められた場合は再支給する場合もある。

10.その他注意事項

(1) 競技コート外での選手の事前準備は、次の4項目とする。
①タオル ②ラーグ(白・青) ③モップ柄調整 ④乾式モップヘッドにダストクロスを装着

(2) 選手は事前準備した資機材を競技コート内へスタート前(計時開始前)にセットすること。

(3) 後片付け
競技終了後の後片付けはコート係りに従うこと。

受賞者名簿

各 賞地 区氏 名所属事業所名
厚生労働大臣賞九 州二川 翔太(株)芙蓉商事
新潟県知事賞近 畿山中 優子ビューテック(株)
厚生労働省能力開発局長賞関東甲信越中野 曜子アイル・コーポレーション(株)
新潟市長賞関東甲信越會田 尚軌新発田ビルサービス(株)
中央職業能力開発協会
会長賞
近 畿小河 隆宏朝日建物管理(株)名古屋支店
全国ビルメンテナンス協会
会長賞
中部北陸田村 優樹中日コプロ(株)豊田支店
建築物管理訓練センター
理事長賞
北海道加藤 正信東京美装北海道(株)北見支店
同  上東 北藤原 勇人太平ビルサービス(株)郡山支店
同  上東 京今 梨江(株)東日本環境アクセス
同  上東 京田中 鉄男東都ビルサービス(株)
同  上東 京中村 友洋東京海上日動ファシリティーズ(株)
同  上関東甲信越石井 純(株)フジ工設
同  上関東甲信越會田 尚軌新発田ビルサービス(株)
同  上関東甲信越長崎 弘征東京美装興業(株)千葉支店
同  上関東甲信越中野 曜子アイル・コーポレーション(株)
同  上中部北陸田村 優樹中日コプロ(株)豊田支店
同  上中部北陸山本 学近鉄ビルサービス(株)三重支店
同  上近 畿小河 隆宏朝日建物管理(株)名古屋支店
同  上近 畿島林 紀子(株)ジェイアール西日本メンテック
同  上近 畿山中 優子ビューテック(株)
同  上中 国藤内 宏志(株)不二ビルサービス
同  上四 国古田 香里総合ビル・メンテム(株)
同  上九 州堀 桂太郎九州綜合サービス(株)
同  上九 州二川 翔太(株)芙蓉商事